【消費生活情報】10月は食品ロス削減月間です
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公開日 2025年10月01日
『食品ロス』ってなに?
食品ロスとは、食べられるのに捨ててしまう食品のことです。
日本の食品ロス量は年間464万トンです。(農林水産省・環境省「令和5年度推計」)
毎日、大型トラック(10トン車)約1270台分の食料を廃棄しています。
日本人1人当たりに換算すると"おにぎり1個分(約102g)の食べもの"が毎日捨てられていることになるのです。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2023年で年間370万トン)の約1.3倍に相当します。
また、世界の食料廃棄量は年間約13億トンで、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄しています。
日本の食品ロス量年間464万トンのうち、事業系は231万トンで、主に規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなどが発生要因です。
家庭系は事業系よりも多い233万トンで、主に食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥き過ぎ(過剰除去)などが発生要因となっています。
日本では、家計における食費は消費支出の中で4分の1を占めています。
食料自給率(カロリーベース)は38%で、食料の多くを海外からの輸入に依存しています。
食料を大量に生産、輸入しているのに、その多くを捨てている現実があるのです。
一方で、9人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況があります。
食べものを無駄なく完食することで食品ロスの削減に繋がります。
私たち一人ひとりが、大切な資源の有効活用や環境負荷について考え、食べ物をもっと無駄なく、大切に消費していくことで食品ロスは減らせます。
大切な食べものを無駄なく食べきることで環境や家計にも優しくなります。
食品ロスを減らす取り組みを始めませんか。
◎もっと知ろう!食品ロス削減
消費者庁のHPで、食品ロスのことについて詳しく掲載されていますので、ご覧ください。
食べものの無駄をなくそうプロジェクト
【食品ロス削減】食べものの無駄をなくそうプロジェクト(消費者庁HP)
消費者庁食品ロス削減特設サイト
めざせ!食品ロス・ゼロ(消費者庁HP)
大阪・関西万博における食品ロス削減の取り組み
Expo2025 大阪・関西万博 めざせ!食品ロス・ゼロ(消費者庁HP)
