ツキノワグマの被害防止について
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公開日 2023年11月10日
更新日 2025年08月08日
ツキノワグマについて
山梨県にはツキノワグマが生息しています。登山や山菜狩り等で山に入るときには、クマの被害に遭わないよう注意が必要です。
ツキノワグマは主に植物性に偏った雑食性ですが、弱った動物や動物の死肉、昆虫なども食べ、幅広い食性を持っています。また、大きな体を維持するために、大量に食物となるものを摂取しなければならず、そのため活動時間の多くを食物を探す時間に費やします。したがって、食物が不足するにつれ、ツキノワグマの行動範囲も広がり、人里でも目撃されることがあります。一方で、冬は樹木の株の下、土穴、岩穴などで越冬し、ほとんど採食することはないと考えられています。
クマと遭遇しないため
山梨県が発表している出没情報に注意してクマの生息域にむやみに入らないようにしましょう。
※山林内はクマの生息域であるということを理解する必要があります。
やむを得ず入る場合は...
- 単独行動は避けましょう。
- クマの形跡(足跡、糞)があった場合は、辺りに注意して引き返しましょう。
- 朝夕や霧が出ているときの入山はできるだけ避けましょう。
- クマ鈴やラジオなど音のでるものやクマ撃退スプレーを携帯しましょう。
- 食品を持ち込む際は、それがクマを誘引するおそれがあることを認識してきちんと管理し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
もしクマと遭遇してしまった場合
遭遇時に被害を回避するための万全の方法ではありません。あくまで、遭遇を予防することを日頃から十分に心がけてください。
- 慌てず、急な動作をせずにクマを見ながらゆっくりと後退し、距離を取ってください。
- 大声で叫んだり、石や棒を投げることはクマを興奮させるだけなので大変危険な行為です。
- 親子グマと出会った時には、母グマが攻撃的になり、危険ですので速やかにその場を離れるようにしてください。
- 子グマが単独でいる場合でも母グマが近くにいる可能性が高いため、速やかにその場を離れるようにしてください。
- 至近距離で遭遇した場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、すぐうつぶせになるなど、致命的なダメージを最小限にとどめる行動をとるようにしてください。
人里に引き付けないために
- 果物をはじめとしたクマを誘引する農作物を適切に管理してください。
- 各家庭において、生ごみ等が餌とならないように適切に処分してください。
※一人一人の心掛けがとても大切です。
参考ツキノワグマ出没に対する注意<山梨県ホームページ>
山梨県自然共生推進課(@yamanashishizen)さん / X<山梨県自然共生推進課X>

この記事に関するお問い合わせ
産業振興課 農林振興担当
郵便番号:400-0592
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