富士川町

令和4年第3回富士川町議会定例会(9月定例会)

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公開日 2023年10月01日

更新日 2023年10月02日

町長所信表明

令和4年第3回富士川町議会定例会(9月定例会)

 本日ここに、令和4年9月富士川町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては全員のご出席を賜り誠にありがとうございます。
 また、日頃から町政推進のため、格段のご理解とご尽力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 開会にあたり、今定例会に提出いたしました案件のうち、主なるものの概要及び主要な事業への取り組み状況とともに、私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様の御理解とご協力をお願い申し上げたいと存じます。

 現在の東京外国為替市場の円相場は円売りドル買いの流れが止まらず、およそ24年ぶりの1ドル144円台で推移し、日経平均株価や国債価格も下落し、いわゆるトリプル安の様相となっています。
 輸入物価がさらに一段上昇することにより、私たちの暮らしに直結する光熱費と食糧費はかさみ、地域経済および家計は更に厳しくなるといった懸念があります。
 また、総務省が発表した7月の消費者物価指数は、天候の影響を受けやすい生鮮食品を除き対前年比2.4%上昇となりました。電気代が前年比19.6%、ガス代が18.8%上昇しており、生活を物価高が直撃しています。
 また、出口がみえない新型コロナ感染症の蔓延により、経済的打撃は年収が低い層により大きく作用し、格差の拡大や社会の分断をもたらしているともいわれています。
 町民生活と直結した基礎自治体である町は、その実態をいち早くキャッチし、長期的な視点をもって出来る限りの施策を講じる必要があると考えます。

 まず、新型コロナウイルス感染症対策についてです。
 過去最高の感染者数となったいわゆる第7波も、ここ数日の感染者数は減少局面に入りピークアウトしたという見方も報道されております。
 しかしながら、日々変動する感染状況を慎重に見極め、引き続き高い警戒感を持って対応して行かなければならない状況だと考えます。
 町では重症化リスクの軽減のため、60歳以上の方及び基礎疾患のある方、医療従事者を対象に4回目のワクチン接種を順次、実施しているところです。
 また、現在、蔓延しているBA.5と呼ばれるコロナウイルスの感染経路は、飛沫感染に加え、エアロゾル感染の可能性が高いと考えられており、感染対策としては換気が効果的であると言われています。町では県と連携し、重症化リスクの高い施設などへの換気対策への補助制度を現在検討しているところです。
 今後も、国、県の動向を見極めながら町民の健康を守るために計画的かつ実行的な対策を積極的に実施して参ります。

 次に地域経済の活性化と生活支援についてです。
 コロナ禍と原油高騰、物価高の影響により、地域の経済と町民生活は厳しさを増している状況と考えます。
 疲弊した町内の経済と生活を支援するための施策として、先月上旬までに、全町民に対しふじかわスマイル商品券第1弾の1万円分を送付いたしました。
 また、住民税非課税世帯に対しての家計急変措置として、国庫補助金を活用した一世帯10万円の補助金の給付や、低所得の子育て世帯に対して児童一人あたり5万円の給付、並びに生活困窮世帯緊急生活支援金として一世帯1万5千円の給付、また、今回上程したふじかわスマイル商品券第2弾など、国及び県と連携した支援を順次実施して参ります。
 財源は、国及び県のものを積極的に活用しながら、町としては町民の生活を第一に考え、広く町民に直接届く手法を選択して行く所存です。

 次に官製談合再発防止第三者委員会の答申と今後についてです。
 本年7月22日に官製談合再発防止に係る第三者委員会から官製談合防止法違反事件に係る再発防止についての答申を頂きました。
 諮問した内容は、
1,本町事案の事実関係その他の実態把握に関すること、
2,本町事案の再発防止に係る具体的方策に関すること、
3,その他の検討課題の三つです。
 今後は、この答申結果を踏まえ、議会のご意見を賜りながら、出来るだけ速やかに町としての対応を検討して参りたいと考えております。

 さて、この夏、閉ざされていた五開小学校のプールを再開いたしました。
 地域からは、久しぶりに子どもたちの楽しむ姿が見られ、賑わいを感じられたという声や手紙などを多方面から頂いたところであります。
 これまでも地元からプール再開の要望はあったものの、枯渇した水源の確保や、監視員の配置などの様々なハードルがあり、昨年までは再開は困難という判断でした。今年は議会の皆様の協力を頂きながら、地域の方々と職員との対話の中で創意工夫を重ねることにより、プール再開に漕ぎつけることが出来ました。
 これは小さな事業かもしれませんが、この対話と工夫の積み重ねこそが宝であり、町にとって今後に繋がる大きな事業だったと確信しています。
 今後も知恵を出し合いながら、対話を重ね、町内を明るくする様々な施策を展開して行きたいと考えています。

 それでは、今定例会に提出しました、主な案件と主要な事業への取り組み状況について申し上げます。

 はじめに、「ふじかわスマイル商品券(第2弾)事業」についてであります。
 「新型コロナウイルス感染症対応 地方創生臨時交付金」を活用し、「ふじかわスマイル商品券」の第2弾を実施いたします。
 これは、コロナ禍における原油価格・物価高騰の影響を緩和するため、一人一律6千円分の商品券を発行し、住民の生活支援と地域経済の活性化を図るものです。
 この商品券は500円券を12枚で1冊とした町内の取扱店で使用できる買い物券です。
 大型店と町内店との共通券を6枚、町内店専用が6枚となっており、ご家庭に届きしだい、明年1月31日まで使用できることとなっています。
 基準日とする10月1日に、住民基本台帳に登録されている方に対し、11月中に全世帯にお届けできるよう準備を進めてまいります。
 また、児童扶養手当受給世帯などの特定の世帯には、さらに6千円分の商品券を配布することとしており、今定例会に所要の経費を計上しました。

 次に、富士川町魅力発信アンバサダーの委嘱についてであります。
 町の魅力を広く発信し、町の知名度の向上及びイメージアップを図ることを目的に、本年6月に創設した「富士川町魅力発信アンバサダー」の委嘱を、今月1日に行いました。
 今回は、5種類のスポーツにおいて全国各地でご活躍されている13名の皆さまを委嘱いたしました。
 バレーボールでは、モントリオールオリンピック金メダリストの矢野広美様とアテネオリンピック出場の辻知恵様の2名、空手道では、世界大会で6連覇を達成された長谷川克英様、陸上競技では、ロンドンオリンピック・女子4×100mリレー出場の佐野夢加様、サッカーでは、Jリーグ、鹿島アントラーズやジェフ千葉でご活躍された深井正樹様、ヴァンフォーレ甲府やサンフレッチェ広島でご活躍の柏好文様、柏レイソルや清水エスパルスでご活躍の長谷川悠様、ヴァンフォーレ甲府やコンサドーレ札幌でご活躍の佐藤優也様、なでしこリーグ・浦和レッズレディースやスペランツァ大阪でご活躍の保坂のどか様の5名、野球では、富士川町の殿原野球場に本拠地を置く少年硬式野球チーム・山梨バンディッツヤングの関係者で、ヤクルトスワローズでご活躍された角富士夫様、読売ジャイアンツでご活躍された石毛博史様、読売ジャイアンツでご活躍され、山梨バンディッツヤング総監督の髙橋洸様、そして山梨バンディッツヤング監督の保延優馬様の4名、以上13名の皆さまです。
 なお、今後も段階的に「文化芸術部門」、「経営者部門」と、委嘱を行っていく予定です。

 次に、公の施設の指定管理者の指定についてです。
 現在、株式会社富士川が指定管理者として運営を行っている道の駅富士川、総合交流ターミナルつくたべかんの2施設は、明年3月末日をもって5年間の指定管理期間が満了します。
 こうしたなか、先般、株式会社富士川から引き続き指定を受けたい旨の申請書が提出されました。
 株式会社富士川は、これまで、営業活動や各種イベントを積極的に開催し、集客に努めるとともに、地産地消に拘ったバウムクーヘン専門店のオープンや、新商品を開発するなど安定的な経営を行って来ました。
 また、中部横断自動車道の全線開通に伴い県外からの立ち寄り客も増え、来場者数及び売上、純利益を伸ばした実績があることから、富士川町公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、「公募によらない指定候補者」として再指定することとし、本定例会へ公の施設の指定管理者の指定案件を上程します。

 次に、つくたべかんの石垣修繕についてであります。
 つくたべかんから、大柳川渓谷の遊歩道に続く歩道沿いの石垣の一部が崩落し、現在は迂回路を設けて対応しています。大柳川渓谷は、新緑や紅葉など四季折々の自然が満喫できるトレッキングスポットとして大変人気があり、年間を通じて多くの観光客が訪れています。
 今回は、崩落した石垣部分と、今後崩落の危険性がある敷地内のカラ積みとなっている石垣の修繕であり、今定例会に所要の経費を計上したところであります。

 次に、まほらの湯の指定管理料についてです。
 まほらの湯につきましては、平成21年から現在まで指定管理者として(株)まほらと協定を締結し、その管理および運営を委託して参りました。
 令和2年度以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、利用者数及び売上はコロナ前と比べ大幅に減少しており、経営に大きな影響を及ぼしております。
 令和2年度には、累積赤字とコロナの影響による減収の解消を目的として、前年度の決算数値に基づき算定する方法により指定管理料を計上し、令和3年度も同様に計上したところであります。
 しかし、本年度の指定管理料は、この算定方法を改め、(株)まほらの長期借入金の元利合計額を指定管理料とし、当初予算との差額分を今定例会に計上したところです。
 現在も新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いておりますが、地域福祉のより一層の増進のため、今後も日々の経営努力と健全な施設運営を促して参りたいと考えております。

 次に、学校給食センター臭い対策工事の完了についてであります。
 給食センターでは、煮炊き等の調理時に発生する臭気に対し、これまで「中和消臭システム」を導入し、原因物質と消臭物質との化学反応による消臭対策を図って参りました。
 現在、稼働から2年が経過し、更なる臭気対策として、調理時に生じる油分を除去するための「水フィルター」を取り付ける工事を完了しました。
 水フィルター特有の脱臭効果により、製造メーカーの臭気測定値で、臭気を最大87.5%カットできることから、今後は揚げ物類を調理する際の油分排気の軽減と、それに伴う油臭の軽減が図られるものと考えております。

 次に、中学校統合についてであります。
 中学校の統合については、本年2月に開催した総合教育会議において、「明年4月の開校を延期する」こととし、統合についての考えを町民の皆様にお聞きするため、アンケート調査と対話集会を実施して参りました。
 対話集会は、6月21日の増穂中学校を皮切りに3箇所で実施し、これまでの経過、第2次学校規模適正化基本方針やアンケート結果の説明を行い、参加された皆様から多くのご意見をいただきました。
 このアンケート調査と対話集会を受けて、7月13日に総合教育会議を開催し、協議の結果、アンケート調査や対話集会での意見等を踏まえ、「中学校統合を進めていく」ことを決定したところであります。
 8月には、児童生徒・保護者・教職員を対象に、統合の時期や場所について、再度、アンケート調査を実施しました。 現在は、これまでのアンケート調査の結果や対話集会での意見を踏まえて、「中学校統合の方針(案)」を策定しているところであります。
 今後は、現在策定している方針(案)についてのご意見をお聞きするため、再度、対話集会を実施し、11月には中学校統合の方針を決定し、子どもたちにとって、より良い教育環境を整えて参りたいと考えております。

 次に、新庁舎整備の進捗についてであります。
 新庁舎の本体工事につきましては、屋上防水や外壁タイル等の外部工事がほぼ終了し、現在は、内部仕上げ工事を行っているところであります。
 進捗率は、本日現在で約84%と、予定どおり進んでおります。
 今後は、引き続き内装仕上げ工事や太陽光発電設備などの設置に加え、建物まわりの外構工事を進めて参ります。
 また、完成後の移転作業につきましては、住民サービスが低下しないようスムーズな切り替えを行うため、12月中下旬の休日等を活用し、段階的に移転作業を行い、部分開庁していくことで計画しております。
 詳細が決まりましたら、町の皆さまに周知を行い、混乱することなく開庁できるよう、対応して参りたいと考えております。
 なお、今定例会において、8月入札で執行いたしました新庁舎の備品類の契約案件3件、及び新庁舎建設工事の変更契約案件2件を提出しているところであります。

 以上、今定例会に提出いたしました主なる案件と主要な取り組みについて述べさせていただきました。

 今定例会に提出いたしました案件は、報告案件2件、専決処分承認案件1件、条例改正案件3件、補正予算案件7件、指定案件1件、契約締結案件5件、決算認定案件2件、道路認定案件1件、合わせて22件です。
 提案理由は、議案ごとに申し上げさせていただくこととしておりますが、よろしく御審議の上、御議決あらんことをお願い申し上げ、あいさつといたします。

お問い合わせ

政策秘書課 政策推進担当
郵便番号:400-0592
住所:山梨県南巨摩郡富士川町天神中條1134
TEL:0556-22-7216
FAX:0556-22-3177
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