フィッシング詐欺の注意喚起情報
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公開日 2025年03月28日
フィッシング詐欺に注意!
非常に巧妙なフィッシングメールが届き、リンク先で個人情報やクレジットカード番号を詐取されそうになったとの相談が窓口に寄せられました。
宅配便業者を装ったメールには、配達先の住所に間違いがあるため正しい情報を入力するよう記載されています。『フィッシング詐欺に注意!』との、あたかも実在の事業者が消費者に注意を呼びかけるような記載があり、リンク先のウェブページには事業者の本物のロゴマークがあります。預かっている商品の品目に雑貨などと記載されているため、インターネット通販を利用している消費者が注文品だと思い込み、表示されたフォーマットに住所等を入力していくと、再配達の手数料をクレジットカード決済するようにとあり、カード番号の入力を要求されます。
不審に思った相談者が送信元のドメインを確認したところ、実在の事業者のものではなかったとのことです。相談者に届いたメールは宛名にメールアドレスが記載されていて、氏名の記載はありませんでした。
宅配便荷物は、配達先住所等に間違いがあり配達できないときには、発送元に戻されます。つまり、インターネット通販で商品を注文した場合には、商品は発送した販売事業者に返送され、販売事業者から注文者に入力情報の確認メール等が届くことになります。
宅配便業者が個人情報やクレジットカード番号の入力を求めるメール等を送信することは絶対にありません。
宅配便業者を装ったSMSやメールは、以前からフィッシングの手口として注意喚起がされています。最近はより一層手口が巧妙化している上、今後新たな手口が現れる可能性があります。
消費者へのアドバイス
日頃利用している事業者や公的機関などからのSMSやメールを見るときでも、まずフィッシング詐欺を疑い、記載されているリンクにはアクセスせず、以下の点を心がけましょう
- 事前にブックマークした正規のサイトや、正規のアプリからアクセスする。
- 事前のブックマークがない場合や、少しでも不安に思う点があれば、事業者等の正規のサイトでフィッシング詐欺に関する情報がないか確認する。
- もしメールのリンク先にアクセスしても、安易にクレジットカード番号を入力しない。
フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、すぐに以下の対応をしましょう
- 同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更する。
- クレジットカード会社や金融機関などに連絡する。
日頃から対策をしておきましょう
- セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する。
- ID・パスワードの使い回しをしない。
- クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細はこまめに確認する。
- あわせて、利用限度額を確認し必要最低限の金額に設定する。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに消費生活相談窓口に相談しましょう
富士川町・市川三郷町 消費生活相談窓口
受付時間:月曜日~木曜日 午前9時~12時/午後1時~4時
TEL:0556-22-8816
参考:そのメール、フィッシング詐欺!(発表情報)国民生活センター
日本クレジットカード協会からの注意喚起:今すぐチェック!フィッシングを学んで防ぐ!(JCCA)
