香害について
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公開日 2024年02月08日
更新日 2024年02月08日
香害をご存じですか?
「香り」は、癒しやリラックス効果がある反面、不快を感じたり、様々な身体状態が現れたりなど、人によって反応に違いがあります。これは、私たちが使う日用品の香料等に含まれる化学物質が原因となり、不快感・アレルギー症状・喘息など、様々な症状を誘発される方が増えているからです。
あなたにとって気持ちの良い「香り」が、まわりの人には苦痛となっていることがありますので、皆様のご理解とご配慮をお願いします。
香害とは
「香害」とは、化粧品や香水、合成洗剤、柔軟仕上げ剤、消臭除菌スプレーなどに含まれる合成香料(化学物質)のにおいによる健康被害のことで、香りにより誘発され、目やのどの痛み、せき、頭痛、めまい、吐き気、アレルギー症状などを起こします。
近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する方がいます。
化学物質過敏症について
「化学物質過敏症」は、建築資材・化粧品・芳香剤・合成洗剤・柔軟仕上げ剤・排気ガス・農薬などの日常生活を送る際に使用されるさまざまな製品に含まれる、通常では問題にならないような微量な化学物質に敏感に反応し、様々な症状を発症するもので、その反応は個人差が大きく、また、ある時を境に突然発症することもあります。
「香り」で苦しんでいる人がいることをご理解ください。
私たちにできること
1.学校や会社、公共の場など人が集まる場所では、柔軟剤・洗剤・香水などの香りが過度にならないようにしましょう。
2.虫よけスプレーや殺虫剤などは周囲に飛び散らないように気をつけましょう。
3.住宅地でのガーデニングや家庭菜園で害虫駆除のための農薬を使用する際には、風向きや天候を考慮しましょう。
関連情報
国の5省庁(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省)が連名で香りに関する啓発ポスターを作成しています。
必要に応じてダウンロードし、ご活用ください。
柔軟剤仕上げ剤(2020年)に関する情報提供[PDF:660KB]
【国民生活センターHPアドレス ↓ 】
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200409_2.html
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