中央新幹線計画の経緯
5-815
公開日 2023年10月01日
更新日 2023年12月14日
概要
リニア中央新幹線とは、東京都を起点に山梨県、愛知県、奈良県を主な経由地として、大阪府までの約438キロメートルを時速500キロで走行する超電導リニアモーターカーによって結びます。
中央新幹線計画の経緯(国土交通省ホームページより)
中央新幹線は、昭和48年に基本計画に位置付けられ、その後、同法に基づき必要な調査が行われてきました。そして、平成22年2月、国土交通大臣が交通政策審議会に対して諮問し、同審議会陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会による検討を経て、平成23年5月、営業主体及び建築主体としてJR東海を指名し、整備計画の決定並びにJR東海に対する建設の指示を行いました。
JR東海は、東京都・名古屋市間について、環境影響評価の手続きを経て、平成26年8月に工事実施計画(その1)の申請を行い、国土交通大臣は、同年10月、同計画について認可を行いました。
また、東京都・名古屋市間は2027年(令和9年)以降の開業を予定しています。
富士川町とリニア中央新幹線
・町内の路線概要
町内の路線の概要は南アルプス市境から、富士川町を南西方向に進み、利根川、戸川を渡った所までは高架橋区間となり、県森林総合研究所付近からトンネル(第一南巨摩トンネル)に入ります。
その後、三枝川を渡り第二南巨摩トンネルに入り、さらに畔沢川を渡り、第三南巨摩トンネルに入り、穂積方面へ進み、仙洞田地区から第四南巨摩トンネルに入り、早川方面に進みます。
町内通過全長は約13km、そのうちの約73%がトンネル区間とされています。また、穂積地区には変電所、保守基地が整備される予定です。
環境影響評価
・環境影響評価(環境アセスメント)とは、大規模な開発事業を実施しようとする事業者が、住民や関係自治体などの意見を聴きながら、事業が環境に及ぼす影響について調査・予測・評価し、より環境に配慮した事業とするための制度です。
中央新幹線計画においては、JR東海が手続きを進め、2014年8月、最終的な環境影響評価書が公告されました。
〇環境影響評価の手続き
環境影響評価の手続き(外部リンク)
〇事後調査・モニタリング
・中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書に基づく事後調査の計画書、及び環境調査の結果等です。
また、水資源に係る具体的な調査の計画についても取りまとめられています。
〇環境保全計画
場所ごとの環境保全の計画・発生土置き場の環境保全の計画(外部リンク)
◆中央新幹線 環境影響評価・事後調査に対する山梨県の助言について