石橋湛山
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公開日 2023年10月01日
山梨県初の内閣総理大臣(第55代)
石橋湛山は、父杉田湛誓(増穂町大久保出身・後に杉田日布・身延山久遠寺81世法主)が昌福寺の住職になったため、1891(明治24)年から3年間増穂尋常高等小学校に在籍しており、「行状、学業優等」の記録が残っている。その湛山も日蓮宗の僧侶であって、昌福寺には古くから「湛」の字を名前につける習わしがあったからこそ生涯「湛山」と名乗りつづけたものであり、まさに湛山の一生には日蓮上人の教えが体現されている。
戦後においては、第1次吉田内閣の大蔵大臣に抜擢されたのを皮切りに政界へ進出し、通商産業大臣、第55代内閣総理大臣に就任した。
また、湛山は、大正から昭和にかけて、平和、民権、自由主義の立場を貫いた師として知られ、多くの論説により「20世紀最高の言論人」と言われ、今日、その評価がますます高まっている。
湛山は、1884年(明治17)年9月25日生まれで、平成26年に生誕130年を迎えた。
顕彰碑設置実行委員会はその偉業をたたえ、後世に伝え継ぐために、ゆかりのある昌福寺境内に石碑を、町立増穂小学校太鼓堂前に胸像を建立した。
石橋湛山胸像(町立増穂小学校太鼓堂前)
石橋湛山石碑(昌福寺境内)

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