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町長所信表明

平成30年第1回富士川町議会定例会(3月定例会)

 本日ここに、平成30年3月 富士川町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私とも大変ご多忙の中を、全員の御出席を賜り、誠にありがとうございます。
 また、日ごろから町政推進のため、格段の御理解と御尽力を賜っておりますことに、厚く御礼を申し上げます。
 それでは、開会にあたり、本定例会に提出いたしました案件のうち、主なるものにつきまして、その概要を御説明申し上げますとともに、主要な事業への取り組み状況を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。

 はじめに、日本列島では、厳しい寒さと共に度重なる降雪に見舞われ全国各地で数年に一度という寒波による大雪の被害が相次いでおります。
 1月には北海道から東北、北陸を中心に大雪となり、新潟県では除雪中に3名が亡くなるなどの被害が発生し、東京都心部では平成26年2月以来の4年ぶりとなる20センチを超える大雪のため、列車の運休や遅れや高速道路の通行止めが発生し、交通機関が大きく乱れるなどの影響がありました。
 また、強烈な寒波の影響により、日本海側の新潟県や石川県では多くの水道管が凍結により破損し水が漏れたため、大規模な断水が長時間続き、2月には、福井県内で37年ぶりという記録的な大雪により市民生活に影響を及ぼし、中でも国道8号線においては、約1500台の車両が10キロにわたり立ち往生し、身動きが取れなくなるなどの非常事態となったため、いずれの県も自衛隊に災害派遣要請を行うこととなりました。
 幸いにして本町では、雪による被害はありませんでしたが、寒波による水道管の破損が例年に比べ増加するなどの被害があり、今後、どの地域でも雪害、寒波に限らず、災害は起こる可能性があるため、町といたしましては、油断せず、万全な防災体制を構築して参りたいと考えております。

 それでは、今定例会に提出しました、主な案件と主要な事業への取り組み状況について申し上げます。

 まず、平成30年度当初予算についてであります。
 平成30年度の当初予算は、4月に町長及び町議会議員選挙を控えていることから、義務的経費と経常的経費を主とした骨格予算で編成したところであります。
 予算編成にあたっては、徹底した行財政改革の着実な実行に努め、事務事業の整理統合による行政の効率化を図るとともに、事業の妥当性、効率性、公平性など、事業全般にわたって精査し、行政の継続性、緊急的な課題への対応など、年度当初から執行が必要な事業については計上するなど、柔軟に予算編成をしたところであります。
 その結果、平成30年度の一般会計当初予算は、83億6,318万5千円となり、前年度との比較では1.5%の増額
予算でありますが、この当初予算には、峡南医療センターへの短期貸付金6億2,500万円、JR東海からの仙洞田地
区に建設するリニア工事用道路建設受託費2億円を含んでおりますので、昨年当初予算で、医療センター短期貸付金が6億5,000万円から4億5,000万円と修正されましたので、その差額の1億7,500万円と、リニアの工事用
道路建設費2億円を除きますと、対前年比3%のマイナス予算となっております。
 
 次に、特別職報酬等審議会からの答申についてであります。
 町村長の給料月額及び町村議会議員の報酬については、平成26年度から平成27年度にかけて、県町村会と県町村議会議長会において、それぞれ行った調査研究において、全国における水準に比べて極めて低いことから、平成27年12月、「今後、各町村において町村長の給料月額及び町村議会議員の報酬を全国の類似団体の給料月額及び報酬の水準に引き上げるよう検討すべきである。」とする申し合わせを行いました。
 これを受け、本町では、人口1万人〜1万5千人、1万5千人〜2万人の類似団体と、その平均給料月額及び報酬について調査をし、平成28年2月に議会改革特別委員会に説明を行ったところであります。
 町議会においても、議会改革に向けた3つの課題について研究・検討を重ねられ、4回にわたる住民懇談会を経て、昨年10月27日付けをもって、議員報酬の見直しについての要望書をいただいたところであります。
 こうした要望を受け、12月18日に特別職報酬等審議会を開催し、町長等特別職の給料、議員報酬及び政務活動費の額について諮問をし、2回にわたる御審議をいただき、本年1月23日に審議会会長から答申をいただいたところであります。
 審議会からは、取り組むべき付帯意見とともに、町長、副町長、教育長の特別職の給料についても、人口1万から1万5千人規模の全国の類似団体の平均給料月額及び報酬の水準額が適当である、と諮問どおりの答申をいただきました。
 しかし、私は、審議会の付帯意見でいただいた、業務の効率化、職員定数の削減や住民理解など、取組むべき課題や4月の町長選挙が控えており、当初予算も骨格予算であることから、条例改正は提案しない旨を1月26日に正副議長及び各委員長にお伝えしたところであります。
 次に、リニア中央新幹線に係る騒音及び振動の規制地域についてであります。
 リニア中央新幹線の騒音規制等の未規制地域の指定及び見直しについては、町民説明会を開催し、ルート上にある沿線住民の皆様の意見を環境審議会に諮問し、答申内容であるリニア中央新幹線の軌道中心線より、左右400m以内の現在、未規制区域を騒音規制法の「第2種区域に指定する。」ことを町の意見として、昨年9月、県に提出したところであります。
 県では、昨年12月、町の意見に沿った規制地域の改正に関する告示を行ったところであり、平成30年4月1日から施行されることとなっております。

 次に、国民健康保険制度の改正についてであります。
 国は、国民健康保険制度を持続可能で、安定的な財政運営や効率的な事業の確保を図るため、国民健康保険法等の一部を改正し、平成30年4月から市町村とともに、都道府県が国民健康保険の運営に加わることになりました。
 今後においては、県が財政運営の責任主体となり、国民健康保険運営の中心的な役割を担い、町は、今までと同様に国民健康保険に加入されている町民の皆様の身近なサービスである、各種の申請や届出、保険税の徴収などを行うこととしております。
  
 次に、徘徊SOSネットワークについてであります。
 高齢化が進む中、認知症の高齢者は年々増加している状況であります。
 認知症の症状には、物忘れが多くなるため、自分がどこにいるのかわからなくなり、行方不明になってしまうケースも多くあることから、先般、関係機関や協力機関と連携した「徘徊SOSネットワーク」の運用を開始したところであります。
 この徘徊SOSネットワークは、高齢者等が行方不明になった時に、迅速に情報を共有し、早期発見につなげる、生命と安全を守るシステムとして、活用して参りたいと考えております。

 次に、介護保険料の改定についてであります。 
 介護サービスに係る給付費については、全国的に年々増加しており、本町においても同様であります。
 このため、介護保険料については、介護保険財政の安定を図るため、3年ごとに見直すこととされており、平成30年度からスタートする、第7期介護保険事業計画における介護保険料について、介護保険条例の一部を改正する必要があることから、今定例会に改正条例を提出しております。

 次に、産婦健康診査事業についてであります。
 産婦健康診査事業につきましては、出産後間もない産婦に対し、母体の回復状況や授乳状況、精神状態などを把握することを目的として産婦健康診査を行い、産後うつや児童虐待予防を図るもので、支援が必要な産婦には、産後ケア事業等を行うものであり、本町でも産後初期の母子の支援強化を行っていきたいと考えており、これに必要な経費を計上しております。

 次に、新生児聴覚検査費助成事業についてであります。
 新生児の聴覚障害につきましては、小児期に早期発見・早期支援を行うことにより、障害による音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることができます。
 町では、全ての新生児が検査の機会を得られるよう、新たに助成事業を実施することとし、所要の経費を計上しております。

 最後に、国の補正予算に伴う中山間地域総合整備事業費負担金についてであります。
 国においては、農業の競争力強化や農村地域の国土強靭化を図るため、平成29年度の補正予算で農業農村整備事業費の増額を行ったところであります。
 これを受け、県が事業主体となり実施しております、富士川北部地区の中山間地域総合事業、ゆずの郷地区の農業競争力強化基盤事業を増進することとし、その負担金を今定例会に計上いたしております。

 以上、今定例会に提出いたしました主なる案件と主要な取り組みについて述べさせていただきました。
 
 なお、今定例会に提出いたしました案件は、専決処分承認案件2件、条例制定案件1件、条例改正案件15件、不動産譲与案件1件、補正予算案件7件、予算案件16件、契約締結案件2件、組合規約変更案件1件、道路認定案件1件、合わせて46件の議案を提出しております。
 提案理由は、議案ごとに申し上げさせていただくこととしておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 終わりになりますが、町議会議員の皆さま方をはじめ、私にとりましても、4月に任期満了を迎えるため、本定例会が最後となります。
 この4年間は、新町が誕生し策定しました「第一次富士川町総合計画」に基づき各種施策を展開し、事業に取り組んで参りました。  
 地方分権時代において、議員の皆さま方には、本町の将来に向けたまちづくりに、お力添えをいただいたとともに、議員の皆様とは真摯な議論を交わす中で、先進的な施策を取り入れるなど、多くの成果を挙げることができたものと思っております。
 これもひとえに、議長、副議長をはじめとした議員の皆様の高い識見の賜物であり、心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 議員各位の御尽力、御協力に重ねて御礼を申し上げ、あいさつといたします。

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