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町長所信表明

平成29年第3回富士川町議会定例会(9月定例会)

 本日ここに、平成29年9月 富士川町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私とも大変ご多忙の中を、全員の御出席を賜り、誠にありがとうございます。
 また、日ごろから町政推進のため、格段の御理解と御尽力
を賜っておりますことに、厚く御礼を申し上げます。

 先ず、6月30日から7月10日にかけて、九州北部地方を襲った「九州北部豪雨」では、死者37名、浸水被害500棟以上、行方不明者4名という、甚大な被害をもたらし、今なお、懸命な災害復旧作業が続いている中、昨日から再び被災地を豪雨が襲っております。
 集中豪雨による災害の恐ろしさを改めて思い知らされたところであります。
 亡くなられた方々の御冥福と、被災された方々に御見舞いを申し上げるとともに、一日も早い、復旧・復興を願っているところであります。
 また、7月下旬から8月上旬かけては、速度の遅い台風5号が発生し、その進路を注視しておりましたが、8月7日には、日本列島を縦断する形で山梨県に最接近し、本町への大雨警報の発令を受け、第二次配備体制で警戒にあたっておりましたところ、15時37分に、土石流警戒情報が発せられたことから、直ちに災害警戒本部を設置し、平林区・穂積区・五開区に避難準備情報を発するともに、一時避難所開設を要請し、河川沿い、急斜面沿いの住民に自主避難を呼びかけ、周囲が暗くなる前の18時45分には、一時避難所に避難された方が、2世帯3名、親戚先に避難された方が2名、合わせて、5名の方々が避難されたところであります。
 幸い、本町には被害は無く、結果、空振りに終わりましたが、台風や集中豪雨によって、全国各地で発生している水害や、昨年の熊本地震など、近年、深刻な影響を与える大きな災害が頻発しております。
 今後も、いつ何時 大きな災害が起こるか分からないことから、災害に対する知識や心構えを社会全体で共有しながら災害に備える社会づくりとともに、空振りを恐れない迅速な対応、ハード、ソフト両面の防災・減災対策に努めて参りたいと考えております。
 
 さて、我が国の経済情勢は、景気は緩やかな回復基調が続いており、先行きについても、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復して行くことが期待されるとしておりますが、一刻も早く地方が経済の好循環を、肌で感じることのできるよう、期待するところであります。
 
 それでは、開会にあたり、本定例会に提出いたしました案件のうち、主なるものにつきまして、その概要を御説明申し上げますとともに、主要な事業への取り組み状況を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。

 先ず、後期高齢者医療費の保険料還付金についてであります。
 先般、発覚いたしました後期高齢者医療費の保険料還付金未払い問題につきましては、還付対象者はもとより、多くの町民の皆様に、多大なご迷惑をお掛けしたことについて、行政の長を司る者として、深くお詫びを申し上げます。
 未還付であった581名の皆様には、8月上旬にお詫び文と、還付金内訳書、振込先確認書をお送りし、口座入金のための作業を進めるとともに、還付に必要な経費を今定例会に計上し、10月下旬には、対象者の口座振込みを完了したいと考えております。
 今後は、二度とこのようなことが起きないよう、業務のチェック体制の強化を図って参る所存であります。

 次に、リニア中央新幹線の騒音に係る環境基準の類型当てはめに伴う 騒音規制等に係る規制地域の見直しについてであります。
 リニア中央新幹線の騒音規制に係る環境基準の類型を当てはめる地域については、町の意見を基に知事が指定することになっております。
 この地域指定の基となる騒音規正法の規制地域の見直しについて、本町においては、リニア中央新幹線の沿線住民の皆様との意見交換会を実施するとともに、交換会での意見を集約したものを富士川町環境審議会に諮問したところであります。
 7月19日に開催した環境審議会においては、リニア中央新幹線の軌道中心線より左右400メートル以内の現在未規制区域を、騒音規制法の「第2種区域に指定すべきものである」との答申をいただいたところであります。
 今後実施される、県とのヒアリングにおいて、審議会の答申を町の意見として、県に回答して参りたいと考えております。

 次に、リニア中央新幹線の騒音及び日照に係る防音防災フードの設置要請に関する住民投票条例の制定についてであります。
 リニア中央新幹線事業につきましては、現在、JR東海、並びに県の用地事務所において、用地測量や物件調査に入り、早いところでは用地交渉が始まったところもあるなど、着々と進捗している状況にあります。
 今後、JR東海では、本格的な工事着手へと進むことになり、同時に防音防災フードの設置等の協議・設計段階に入るものと思われます。
 町では、これまでに沿線住民の皆様に騒音、振動、日照、及び景観等を実際に体感していただく機会として、リニア実験線での見学会の開催、また、6月下旬には、沿線住民の皆様との騒音規制等に対する意見交換会を開催したところであります。
 見学会や意見交換会では、騒音対策としての防音防災フードの設置を希望する御意見が多く見受けられた一方、8メートルを超える高さとなる、防音防災フードの設置による日照阻害を心配する御意見もありました。
 こうしたことから、町では、今後JR東海との防音防災フード設置に関し、町としての考え方を求められることに備え、沿線住民の皆様の意向を最も反映できる方法、手段として、防音防災フードの設置要請に関する住民投票を実施することといたしました。
 投票資格者につきましては、公職選挙法に準じて実施することとし、年齢満18歳以上の者で、都市計画区域内の軌道中心より、左右400メートル以内に居住する者、また、同区域内に存する法人登録事業所の代表者、更に、左右100メートル以内に土地を有する者、などの条件を定め、県道平林青柳線以南を第1投票区、同県道から旧利根川右岸までを第2投票区、旧利根川左岸以北を第3投票区とした3つのブロックとするものであります。
 開票は、3ブロックごととし、その結果を、沿線住民の皆様の意向として、JR東海へ要請して参りたいと考えております。
 また、今定例会には、本条例の上程とともに、住民投票の執行に係る所要の経費を計上しております。

 次に、学校給食センター建設に伴う建設候補地の不動産鑑定についてであります。
 衛生問題で指導を受けている本町の学校給食施設につきましては、平成27年度に富士川町学校給食のあり方検討委員会から、施設のセンター化の報告を受け、教育委員会においてもセンター化を決定したところであります。
 また、平成28年度からは、学校関係者を含めた富士川町学校給食センター整備検討委員会を設置し、施設整備の基本的な方針や施設計画などを盛り込んだ、「富士川町学校給食センター整備基本計画」を策定したところであります。
 この整備基本計画では、給食センターの建設に必要な面積を確保できる用地として、3地点が候補地として示されております。
 教育委員会では、この3地点の中で、5カ所を建設候補地として、「建築基準法上の土地用途要件」「5つの学校を考慮した道路事情」「まとまった敷地面積が確保できる場所」「上下水道の布設状況」などを選定要件として、総合的に判断した結果、小林地区の町道最勝寺小林2号線沿い、TKグラウンド東側を建設用地の候補地として選定し、今定例会に不動産鑑定に必要な経費を計上いたしております。

 次に、富士川町児童センターについてであります。
 昨年度から進めて参りました富士川町児童センターについては、用地について、全ての方との契約が整うとともに、
この度、実施設計もまとまり、施設の外観や配置が決定いたしました。
 施設内は、子どもたちが安全で、のびのびと活動ができ、日当たりや風通しが良い快適な空間として、設計が仕上がっております。
 今後は、11月の入札に向けて、工事発注業務を進めて参りますが、建築工事の請負契約は議会の議決が必要となることから、入札後には、臨時会をお願いし、平成31年4月のオープンを目指して参ります。

 次に、町民交流広場についてであります。
 町民交流広場については、既に、国土交通省の施工した階段護岸が完成し、町でも陸上競技場の整備を進めているところであります。
 町が施工する本年度の工事につきましては、陸上競技用8レーンの400mトラック及び、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げ等の競技が行える部分の、全天候型ウレタン舗装工事として、先般入札を実施したところであり、工事実施は、11月以降となりますが、工事請負契約締結については、議会の議決が必要なことから、今定例会に契約締結案件をお願いしております。

 次に、シビックコア地区整備事業についてであります。
 国土交通省と町では、道路の狭隘化や建物の老朽化が進んでいる鰍沢区検察庁、法務局鰍沢支局、鰍沢税務署、鰍沢公共職業安定所、鰍沢労働基準監督署の5つの国家機関を集約した富士川地方合同庁舎と、町の図書館を合築した施設を旧鰍沢病院跡地に整備することとしております。
 本年度につきましては、シビックコア地区整備計画に関わる各種事業の円滑な実施と管理運営に関わる調整を行うことを目的とした、「富士川町シビックコア地区整備推進連絡協議会」を発足させ、施設建設に関するご意見をいただいたところであります。
 今後の整備スケジュールといたしましては、本年度と明年度で、敷地調査及び設計業務を完了させ、平成32年度から本体工事に着手し、平成34年度の完成をめざしていくこととしております。
 こうした中で、敷地調査において、ボーリング調査箇所が、増えたことによる経費を今定例会に計上しております。

 最後に、小室山へき地保育所の廃止についてであります。
 小室山へき地保育所につきましては、児童の減少により、集団での保育が困難なことから、平成27年度から第3保育所等で、保育を行っているところであり、今後においても、継続した児童の入所が見込めないことから、地元と協議をした結果、小室山へき地保育所を廃止することとし、今定例会に町立保育所条例の一部を改正する条例を上程したところであります。
 なお、小室山へき地保育所の敷地は、妙法寺からの無償借地であったことから、土地は返還し、建物は、老朽化が著しいことから、解体を予定しておりましたが、穂積区において、活用したい旨の要望がありましたので、保育所建物については、穂積区に無償譲渡することとしたところであります。
 
 以上、今定例会に提出いたしました主なる案件と主要な取り組みについて述べさせていただきました。

 なお、今定例会に提出いたしました案件は、報告案件2件、専決処分承認案件1件、条例制定案件1件、条例改正案件4件、補正予算案件5件、契約締結案件2件、決算認定案件2件、道路認定案件2件、合わせて19件の議案を提出しております。
 提案理由は、議案ごとに申し上げさせていただくこととしておりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますよう御願い申し上げ、あいさつといたします。

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